▼福袋の売り方と買い方の変化

福袋の売り方と買い方の変化 今年も残り少なくなってきました。
全国で福袋商戦が始まる時期となりましたね。
百貨店はでは福袋の準備に追われている事でしょう。
年々過熱する福袋ブーム!
お正月には昔から福袋を求めて百貨店の入口に朝早く行列が出来ます。
気がつけばここ最近、年始の福袋初売りセールもありますが年末にかけて「予約販売、ネット販売」という一見便利な売り方が登場してきました。
いつの頃からか福袋の売り方が変化してきました。
そこで、福袋の売り方・買い方の変化を考えてみました。

ここのところ商品設定も増えてきて今までとは断然違うことは気づいている事でしょう。 高額商品までもが福袋としてして店頭に出されています。 それもあまりにも高額値段設定の福袋に耳を疑った事もありました。 100万円・1000万円等という高額な福袋! こんな高額な商品の福袋って必要なのでしょうか?

福袋は正月の風物詩だったのでは?5千円、1万円の福袋に何が入っているか解らなくて・・ でもそれを求めてたくさんのお客様は百貨店に詰めかけていたのでは! 福袋を手に入れたお客様は気に入った商品を自分で選び、あとは友人や家族にあげたりしていましたね。 でも今の福袋はそんな事をしなくてよくなってしまいました。 今は福袋の中身が解るようになってしまっているからです。 お客様は中身がわかる方が値段が高くても自分の好きな福袋を買えますね! ではなぜこんな売り方になってしまったのでしょう?

元百貨店従業員の方にお話を聞きました。
1、福袋を勝手に開けて自分の気にいる商品が入っているか確かめる。
2、服のサイズを確かめるため袋から出して確かめている。
これはほんの1例とは思いますがこれも原因の一つだと思います。
マナーの悪い人がいますね。これではお店側も困ります。

中身が解る今、予約販売やネットを使って福袋を買うお客様もいます。
 お目当ての福袋がある方は早めに予約をしておけば店に行って売り切れるという心配もないと云う事!

最近のお客様は福袋購入は「年初めの運だめし」ではなくお正月のお買得セールとしか見ていないのかもしれませんね。
欲しい商品、いらない商品とハッキリしていて中身を納得して買うことに重点を置いていると思います。お店側もお客様に合わせいろんな福袋セール対策をとっている事でしょう。

昔はお店に行って中身が見えない福袋を手にしてワクワクしていたもんです。 そのワクワク感が半減、何か寂しいです。
福袋はおみくじと同じで運だめしの為に買っていたのに・・・
日本のお正月の風物詩!ひとつの灯火が消えて往きそうな感じがして堪りません。 

最後に私がすごく気になった事を百貨店元従業員の友達に聞いたのでここに書かせてもらいます。

@人気のある福袋の値段は?
「一万円の福袋です。お客様には一番買いやすいみたいですね」

A一万円の福袋にはどのくらいの金額分が入っていますか?
「定価にして3万円分は入っていたと思います」

Bどこの福袋が人気でしたか?
「子供服はすぐ売り切れてました。」

C店名は
「ミキハウスでした」

D最後に福袋に入れる商品はどうやって決めるのですか?
「主に在庫です。後は本部から福袋にして送ってくるのでそれ以上は解りません」 

なんだかんだいって、今年も何かしら福袋を買ってしまう私がいます(笑


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